折りしも、武田氏の母上様が倒れられ看病が必要とのことで、武田氏も退団せざるを得ない状況となっていた。事あるごとに武田氏が定演のエキストラ手配、プログラムやポスター印刷、楽譜調達、会場手配など、一手に引き受けて走り回っていただいたことに甘えっぱなしだったのが今更のように悔やまれた。
とはいうものの、ここまでになった団の火を消すことなどできる訳もなく、二代目代表の西村弘之氏を中心に、何とか踏ん張って細々とではあるが活動していた。本当に辛い時期であったが、残った団員の思いは熱く、諦めや悲壮感は微塵もなかった。
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土本康弘
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