2005年11月12日土曜日

第12回定期演奏会

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」KV527より序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
アンコール チャールダッシュ
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調KV504「プラハ交響曲」
アンコール P. マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」

ヴァイオリン独奏:木村みお、指揮:岩田俊之、司会:池内英美子、場所:三木市文化会館小ホール



今回は最も難曲と思われたメンデルスゾーンの協奏曲に大絶賛をいただきました。やはり木村みおさんの繊細で熱情的なヴァイオリンが会場にいた全ての人を魅了しました。「木村みおさんのヴァイオリンがういういしかった」というおそらく小さな子供と思われるコメントに現れているように、子供にも大好評でした。当日朝のリハーサルのときから木村さんの周囲には演奏会に全力を賭けるプロ魂のようなものが漂っており、オーケストラも指揮者もそれに惹かれるように本当に情熱的な演奏でした。そして「プラハのモーツァルト」をテーマにした2曲は、メンデルスゾーンの情熱とは対極の、きわめて繊細で心安らかになる演奏で、「プラハの宮廷音楽の気分を味わえた」というお客様からのコメントもいただきました。

2005年4月30日土曜日

第11回定期演奏会

L.v. ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」作品72より序曲
L.v. ベートーヴェン 交響曲第1番ハ長調作品21
創作童話「ソフィーの不思議な旅」による F. シューベルト 交響曲第4番ハ短調「悲劇的」D.417
アンコール:P. マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」

童話作:西山 晶子、指揮:岩田俊之、司会・朗読:池内英美子、 場所:三木山森林公園森の文化館音楽ホール


今回は、司会に池内さんのご協力を得て、子供にも親しみやすく、クラシック・ファンでなくとも興味をもって聴けるプログラムを目指したところ、大好評を博しました。好天に恵まれた三木山森林公園にピクニックに来てふらっと立ち寄っていただいたお客様にも大好評をいただきました。よほどのクラシック好きでないと聴く機会のない曲で構成した今回のプログラムも、ベートーヴェンの交響曲は楽章ごとに聴きどころなどの説明を交え、第4楽章の演奏の前には、一分間指揮者コーナーでの小さな男の子のほほえましい指揮も交え、そしてオリジナルの童話を交えたシューベルトの交響曲では、子供達が息を呑んで物語と音楽の世界に浸っていたことには、演奏している私達も驚かされました。

神戸新聞2005年4月29日掲載




神戸新聞2005年5月1日掲載