2006年11月18日土曜日

第14回定期演奏会

J. シュトラウス2世 ワルツ「美しく青きドナウ」
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K216
アンコール パガニーニ 24の奇想曲集op.1より第24番イ短調
ベートーヴェン 交響曲第5番ハ単調Op67「運命」
アンコール J. シュトラウス2世 ピッツィカート・ポルカ、P. マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」

ヴァイオリン:岩渕晴子、指揮:岩田俊之
場所:三木山森林公園 森の文化館 音楽ホール


岩渕晴子: 1978年奈良市に生まれる。5才よりヴァイオリンを始め、相愛音楽教室、堀川高校音楽科(現・京都市立音楽高校)を経て、奨学金を得てロンドン・英国王立音楽院に留学。2001年学士課程を、2003年研究科を卒業。
在学中ジョン・ウェスト・プライズ受賞。2001年ブレーシア国際ヴァイオリンコンクールセミファイナリスト。2003年全日本演奏家協会Tokyo Selection by Fresh Artists第109回推薦コンサートに出演、優秀賞受賞。これまでに、秋篠音楽堂、青山音楽記念館バロックザール、ブリストル大聖堂などでリサイタルを開催するほか、2005年には大阪倶楽部4Fホールにて「レトロモダンで音楽を!」と題して室内楽コンサートを主宰。コンチェルトのソリストとしては、これまでに、ブラームス、バッハ、ベートーヴェンの作品をオーケストラと共演するほか、モーツァルトのコンチェルトでは弾き振りも経験している。2005年より兵庫芸術文化センター管弦楽団コアメンバー。これまでに、麻生アート、五十嵐由紀子、木村和代、澤和樹、ジーン・ハーヴィー、ピーター・マニングの各氏に師事。


今回はウィーンで生まれた3曲を、作曲家の過ごした場所や時代背景を交え、またその当時の日本の歴史について触れながら、名曲を新たな角度から親しんでいただけるように工夫をこらしました。岩渕さんの透き通るようなヴァイオリンの音には子供からも大人からも「感動した」とのこと。もちろん一緒に演奏したオーケストラ奏者も絶賛していました。なによりもアンコールのパガニーニの超絶技巧には客席もオーケストラも、岩渕さんの指と弓に目が釘付けでした。そして、賛助の方を含めた総勢53名の編成で望んだ「運命」には「大迫力と弦楽器の高い技量」と高評を頂きました。後半のステージでは、協奏曲を弾き終えたばかりの岩渕さんにも、オーケストラの一員として弾いていただけました。

0 件のコメント:

コメントを投稿